きちんとした言葉遣いができる人は、中途採用の面接でも面接官に好印象を与えられます。敬語を正しく使えないことが原因で、面接で評価を得ることができず、内定が遠のいてしまう可能性もあります。
面接でよく使用する言葉
面接では、話の内容だけでなく人柄や話し方も評価されています。言葉遣いも同様で、間違った敬語で話していると、面接開始時からマイナスの印象をもたれるかもしれません。
ここでは、面接で頻出する表現をご紹介します。適切な言葉を自然と使えるようにしましょう。
●一人称は私で統一
あらたまった場での一人称は「私」を使います。男性もビジネスシーンでは一人称を「わたし」もしくは「わたくし」としましょう。「わたくし」のほうがより丁寧な表現になります。うっかり「僕」「俺」「自分」などを使うと、面接官に違和感を与えてしまう恐れがあります。
●応募企業は『御社』で統一
自分が「私」であるのに対して、応募先の企業のことは「御社」と言います。「こちらの会社が良いと思いました」といった表現はしないように注意しましょう。「貴社」という表現は、「帰社」「記者」「汽車」など同音異義語が多く紛らわしいため、話し言葉では「御社」を使うのが一般的です。
面接で失礼な言葉遣いをしないための注意点
転職活動の面接では、面接官が自分と同世代、もしくは年下世代ということもあります。時には、面接官が意図的に面接を和やかにし、貴方の言葉遣い、本質を確かめることがございます。
面接が和やかな雰囲気になり、会話が盛り上がることがあるかもしれません。しかし、面接はビジネスの場であり、相手が面接官である限り、友達と話すようなくだけた話し方は厳禁です。面接はオフィシャルな場であることを心掛け、面接官が上の立場であることを常に意識しましょう。