履歴書を書く際に注意すべきポイント
・履歴書は身分証明となるので、虚偽は絶対に書かない。
・誤字脱字に注意して丁寧に書く。
履歴書は求職者の身分を証明する正式な書類です。大前提として「事実」を正確に記載することを心がけて下さい。また採用担当者は、履歴書全体の印象から書類としての体裁を確認します。誤字脱字・記入漏れがあると「書類を正しく書けない粗雑な人」という印象を与えかねないので、何よりも丁寧な記入を意識しましょう。
また最近では「履歴書は手書きでなくてもOK」という企業も増えてきました。その場合、下記の履歴書テンプレート(Excel)や、インターネット上にあるフォーマットを活用して下さい。なお『新潟転職.com』での転職サポートの場合、ほとんどの求人企業で履歴書のデジタルデータでの提出が認められています。
履歴書テンプレートのダウンロード
JIS規格の標準的な履歴書のテンプレートです。採用担当者が最も見慣れている形式ですので、特に理由が無ければこちらを使うことをお勧めします。
証明写真
【ポイント】
・スーツを着用し、髪型は清潔感を意識する。
・自撮りの場合、「自撮り感」を出さないように注意。
写真は文章よりも多くの情報を瞬時に与えます。そのため証明写真は、履歴書上で求職者の第一印象を決定づける重要な要素です。撮影機材が整った環境(写真館やボックス写真機)で撮影するのがベストであることは言うまでもありません。
推奨はしませんが、近年は証明写真アプリを使って自分のスマートフォンで自撮りする求職者も増えています。JPEGやPNGファイルを履歴書データに貼り付けたり、コンビニで証明写真としてプリントアウトできます。
ただし「自撮り感」が伝わってしまうと、採用担当者の印象は良くありません。やむを得ず自撮りする場合は、適切な撮影場所を選ぶなど配慮をしましょう。
撮影のコツ
・白無地の背景や明るさが適切な撮影場所を選ぶ。
・姿勢は真っすぐに。ネクタイの曲がり・緩みはないか確認。
・表情は口角を少し上げて、顎を引く(笑顔でも歯は見せない)
氏名・生年月日・住所・連絡先
【ポイント】
・日付 西暦または和暦で統一する。
・氏名 戸籍に準拠する(姓名の間は全角スペースを空ける)
・年齢 書類提出時の年齢を記入する。
・住所 都道府県から省略せずに記入。
・電話 携帯番号でOK。
住所は賃貸に住んでいる場合、アパート名も省略せずに記載しましょう。固定電話が少なくなっている昨今、繋がりやすい携帯電話の番号を記載するのが一般的です。メールアドレスを記載する場合は、Gmailなどのフリーアドレスでも問題ありません。ただし利便性が良いからと言って勤務先で使っているアドレスはNGです。
学歴・職歴
【ポイント】
・学歴欄の1行目に『学歴』、職歴欄の1行目に『職歴』と中央に書く。
・学校名、学部・学科は正式名を書く。
・職歴は短期間でも省略せず正確に書く。
・職歴の最後に『現在に至る』、右揃えで『以上』と書く。
学歴・職歴は求職者が「転職先の企業で活躍できるかどうか」を判断する重要な情報源です。たとえ短期間の就業であっても省略せずに記入して下さい。経歴詐称とみなされると、採用後でも内定取消の判断が下る場合があります。
職歴が多い方は職歴欄に余分なことを書かず、スッキリと整理して記載することをお勧めします。詳細な職務内容は職務経歴書に書けば問題ありません。
よくある質問
Q.在職中に社名が変わった場合は?
A.『○○株式会社(現△△株式会社)入社』と記入します。
Q.契約社員、派遣社員の場合は?
A.契約社員の場合は『〇〇株式会社 入社(契約社員)』などと記載しましょう。派遣社員の場合は『○○(派遣会社名)より△△(派遣先企業名)に派遣』として、派遣元と派遣先を明記します。
Q.アルバイト雇用の場合は?
A.アルバイト勤務については、原則として記入する必要はありません。ただしアルバイトの期間が長い場合や、職務経験が活きる場合は記載しても良いでしょう。
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資格・免許
【ポイント】
・資格の名称は正式名称で書く。
・普通運転免許は『普通自動車第一種免許 取得』と書く。
・応募先の企業、職種に合った資格を記入する。
主な資格の履歴書での記載方法
・簿記 ⇒ 『日商簿記検定 〇級 合格』
・TOEIC ⇒ 『TOEIC公開テスト XXX点 取得』
・宅建 ⇒ 『宅地建物取引士試験 合格』
※和暦か西暦を統一することを忘れずに!
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志望動機
【ポイント】
・応募先企業の魅力を転職理由と紐づけて記述する。
・経験や実績を根拠に、応募先の企業で活躍できることを伝える。
・形式ばった書き方にこだわらず、独自の志望理由を考える。
採用担当者はなぜ自社に応募してくれたのか、その理由を知りたいと思っています。どこの企業でも当てはまる汎用的な志望動機は好まれません。オリジナリティを意識し「なぜ貴社でなければならないのか」を明確にしましょう。
「貴社で勉強したい」はNG
「ぜひ貴社で成長したい」「専門知識を勉強したい」のように自分自身の成長意欲や勉強熱心さを誇張するのは避けましょう。会社は学校ではありません。自分がどのように企業へ貢献していけるのかを伝えましょう。
通勤時間、配偶者、扶養家族
通勤時間は、自宅から会社までのドアツードアの時間を書きます。
配偶者と扶養家族は正確に記入して下さい。子供が配偶者の扶養になっている場合、その子供は扶養家族数には含めません。事実婚の場合は、パートナーを扶養家族数に含め、その事情を記載しておくと良いでしょう。
本人希望欄
・原則として『貴社の規定に従います。』と記載。
履歴書は選考の第一段階ということもあり、採用担当者へ良い印象を与えて面接へ繋げることが肝要です。特定の希望がある場合でも履歴書には多くを記載せず、面接で伝達することをお勧めします。
『新潟転職.com』の転職サポートを活用する場合、詳細な希望を転職エージェントが求職者に代わってお伝えができます。
なお同じ企業から複数の募集職種があり、特定の職種に応募する場合は「○○職を希望致します。」と記載しても良いです。また、転居を伴う転職を検討している場合は「就業先の近くへ転居を予定しています。」などと記載します。
履歴書の書き方で分からないことはご相談ください
履歴書は体裁を意識して「事実を正確に書く」「誤字脱字に気を付ける」この2点に気を付けて作成しましょう。中途採用での履歴書の書き方に悩んだらまずはご相談ください。