新潟県の上越地区で転職を視野に入れている方へ、上越の転職市場にどのような傾向があるかまとめた記事です。
上越地区の産業
交通網の発展とともに栄えた街
上越は交通の要衝として栄え、直江津港、新幹線、高速道路網で広域的な交流を支えています。北陸新幹線では、東京と上越妙高駅が最速１時間52分で結ばれているほか、長野まで18分、富山まで39分、金沢まで62分と首都圏や関西方面へのアクセスにも優れます。
豪雪地帯で水資源が豊富
上越では良質で豊かな雪解け水を活用した水力発電所が建設されたことから、化学工業、プラスチック製品、電子部品・デバイス・電子回路、金属製品の製造業といったものづくり産業が発展してきました。
製造業の事業従事者が多い
上越市で生み出される全産業の付加価値額3,686億円のうち、製造業が31.4％を占めており、これは全国平均の20.3％、新潟県内23.5％を上回る水準です（平成28年経済センサス-活動調査）。製造業の事業従事者が約2割を占めています。
※参考資料：経済産業省「新潟県上越市基本計画」
上越地区を代表する企業の一例（敬称略）
新潟太陽誘電
「積層セラミックコンデンサ」と呼ばれる小型の電子部品を製造するメーカーです。電子機器の安定的な動作に寄与する部品であり、電子化が進む自動車向けや、スマートフォンのハイエンドモデルに搭載されており、その需要は年々高まっています。
田辺工業
化学・医薬・自動車・液晶などの製造プラントから発電所といった社会インフラまで、あらゆる設備の設計や建設を行っています。プラント建設は、電気・機械・制御・設備などの複合的な要素で構成されており、これらを一貫して担える対応力が強みです。
有沢製作所
エレクトロニクス関連材料の開発・生産を行う企業で、スマートフォンなどの電子機器に使われる薄さと柔軟性を併せ持つ「フレキシブルプリント配線板」や、レンズなどの光学ディスプレイ材料が主力製品です。
ナルス
新潟県の小売り業界トップシェアの「アクシアル・リテイリンググループ」の1社。地域のライフラインとなるスーパーマーケット事業において、「食」の提案だけでなく、新しい価値やライフスタイルも提案を行っています。
田中産業
国や新潟県、上越市から公共工事を数多く請け負っており、景気に左右されにくい安定した経営基盤があります。建築工事の各工程でICT技術の導入、スマート農業にも参画しています。
Jマテカッパープロダクツ
回収した非鉄金属資源から銅合金を鋳造・加工し、製品を国内大手給水機器メーカーなどに納入しています。水道部品の連続鋳造品では国内トップクラスのシェアを占めます。
上越でニーズの高い職種は？
地域産業に製造業が多いことから、生産関連の職種はニーズが高いと言えます。職種をピックアップしました。
設備保全・サービスエンジニア
製造業の多い上越において、生産機械の保守・メンテナンスは欠かせません。そのため、設備保全やサービスエンジニアといった技術者のニーズは高いと言えます。機材の設置をはじめ、保守・点検や部品の交換、修理、障害発生時の原因究明や復旧作業を行ないます。
生産管理
ものづくりでは材料・人・機械をもちいて、製品を生産します。このとき無計画に製品を生産すると、納期・原価・品質にムラができます。生産管理は、生産資源を適切にコントロールすることで、生産性を高めて自社の利益を最大化するという重要な役割を担っています。
プラント設計・施工管理
新潟県内でもプラント工場が多く、工場施設そのものを設計および施工できる人材は重宝されます。とくに1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士、1級建築士といった資格をお持ちの方は狙い目の職種の一つです。
まずは新潟に詳しい転職エージェントに相談を
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