転職における「志望動機」の書き方と例文|中途採用のアピールポイントを解説

志望動機はマッチングの判断材料

企業は採用のミスマッチを避けたいと考えています。マッチングの判断材料の一つとしているのが志望動機です。採用担当者は志望動機から、応募した経緯を知ることで入社意欲(熱意・覚悟)を推し量り、自社にマッチングする人材かどうかを判断しています。

採用担当者のチェックポイント

  • 自社に定着して成果を上げてくれそうか?
  • 応募者の転職の軸や人間性を知りたい(ミスマッチを避けたい)
  • 転職エージェントにそそのかされてないか?(なんとなく応募していないか)

志望動機の要点は「なぜ自社なのか?」

  • なぜその業界・職務に就きたいのか
  • なぜ応募先の企業でなければならないのか

企業の採用担当者は「なぜウチじゃなきゃダメなのか?」ということを注目しています。応募に至った経緯を伝えて、この人と一緒に働きたい!と思えるような志望理由があればベストです。

こんな志望動機はNG!

履歴書を読む採用担当者の立場になって、必要十分な内容を盛り込みましょう。

だらだらと蛇足の多い長文

文字数は多いほど優れるわけではありません。的を射ない長文は読みづらいばかりか、論理性に難ありと捉えられる恐れも。ただし文章量が少なすぎるのも問題ですので、志望動機の枠の半分以上を目安に記入しましょう。

志望理由に独自性がない

どこにでも通用するような汎用的な志望理由は好まれません。採用担当者に「本当にうちの会社に入社したいのか?どこでも良いのでは?」と思われては、せっかくのチャンスを棒に振ってしまいます。

「勉強したい」「学びたい」という受け身の姿勢

成長意欲だけを誇張するのは避けましょう。新卒とは異なり、中途採用では即戦力の人材を求めています。あなたがどのように応募企業へ貢献できるかを伝えて下さい。

自分のキャリアプランの実現が前面に出すぎている

企業は長く定着して活躍の見込める人材を求めています。キャリアプランは自由ですが「独立したい」などの野心は、早期離職のリスクと捉えられます。胸の内に秘めておくのが無難です。

志望動機の例文

キャリアチェンジの志望動機(食品販売→包装資材業界の営業職)

前職では小売業で食料品の販売に携わっておりました。販売をしている中でパッケージの美粧さや工夫により顧客が購入に至る場合も多く、以前からパッケージや包装には興味がございました。営業職は未経験ですが、販売目線での陳列や現場作業者の開梱・廃棄の知識・経験が活かせると思い志望しました。また、貴社の高い技術力は自信をもって販売が出来る商品であり、大変魅力に感じております。

まとめ

志望動機は、実務経験やスキルセットと比較すると補足的な情報となります。しかし志望動機でマイナスの評価をされるのはもったいない事です。採用担当者の立場を考えて、読み易く要点を簡潔にまとめた文章を心掛けましょう。

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