気を抜くと危険な質問
「あなたの弱み(短所)は何ですか?」という質問は 面接で耳にすることの多い質問の一つではないでしょうか。
私たちが同席してきた面接でも数多く聞かれ、
選考結果へ大きく影響を与える事もありました。
自分の弱点については進んで話をしたくない方も多く、
分かっていても準備不足も多いのではないでしょうか?
弱点への回答例
では、どういう返答が正しいのか?
重要なのは弱みのみで終わらずに
【その弱みを理解した上で自分の行動で補っている】
という事ををセットで伝えられるかです。
面接官が聞く理由を理解すれば、自ずと答えは出てくるはずです。
弱み(短所)を聞く理由
- 企業の風土や部署にマッチしているか
- 自己理解が出来ているか
- 弱みに対して自分が克服しようとしているか
- 質問への対策をどの程度考えているのか
過去事例
過去に面接内で自分の弱みについて話す際に 私たちもとても勉強になったケースをご紹介します。
その方はご本人に言われるまで私たちも気づかない程明るい方でしたが
前職で人間関係に悩んだ結果「うつ病」と診断された過去がある方でした。
ただ、その件に関して本人が「しっかりと認め」 「何故そうなったのか」当時の自分を理解し
「今ならこういう風に対応する」と改善案を話していらっしゃるのを見て
すごく前を向いて当時より成長しているんだろうなという印象を受けました。
もちろん、だからと言って過去の事が無かった事にはなりませんが
自分の強みに繋げた素晴らしいケースです。
※実際その後すぐに内定を頂いて転職活動を終えられていました。
「あなたの弱み(短所)はなんですか?」という質問に限らず「退職理由」等の
少し誤魔化しがちな部分に対して活かせる部分ではないでしょうか。
中途半端に答えて信用できないと思われるよりは
しっかり向き合った上で「反省点」、「改善点」を述べる
というのも一つの選択肢として考えていただければと思います。