転職は30歳までにという言葉を良く聞きますが実際の転職市場は
どうなっているのでしょうか。
日本は欧米型のスキルのみでの転職というよりは年齢+スキルという
企業が多くありますので年代層別にみていきましょう。
20歳~25歳
未だ企業が将来を見越しての採用も多く未経験の職種でも転職はし易い層となります。
ただ何でもいけるという訳では無く人気職種は特にですが専門学校や大学で勉強した
内容、自分で取得した資格を活かす等のバックボーンが必要な場合が多いです。
26歳~30歳
求人数は多いのですが基本的には現職での経験を活かした
転職というのが求人の中心となって参ります。
まだ20代後半であれば未経験求人も多いと思ってらっしゃる方もおりますが、
そこまで間口が広くないというのが現状となります。
理由としては未経験の30歳前の方へ投資をする企業側のメリットが薄く、
新卒採用が多い会社程そういった未経験採用は少ないとの判断は容易にできます。
20代中~後半の場合数年の社会人経験が前提の為ビジネスマナー、
コミュニケーション能力、PCスキル等は見られる要素となります。
未経験職種も30手前では何でも選べるという事では無く、
条件付きという事が良く分かります。
30歳~35歳
ほとんどの企業が求人職種の経験者前提の採用となります。
現職と同職種であれば転職の間口は多いと考えて良い層となります。
ただ別の職種へのチャレンジや特殊な職種に就いており他に活かせる職種が
無い方には厳しい年代層となっております。
また上記のビジネスマナー等に加え経験における実績や自分への客観性、
論理性等企業から求められる項目やハードルが更に多くなります。
35歳~40歳
同職種での転職であればスムーズにいく場合も有りますが、
求人数としては徐々に減ってきます。
特化したスキルをお持ちの方以外は厳しくなってくるかもしれません。
40歳以上
同業・同職種での転職が基本となりマネジメント経験やその職種での
業務の中身が求人と合致し活かせる場合となります。
求人数も若手に比べて非常に少なくなりハイクラスのスキルを求められる事が
多い為現職や前職で何を行ってきたかが重要です。
また高年収の場合はあと何年会社に貢献できるかという年齢と年収のバランスも
採用可否判断の一つに入ってくる層となります。
上記は一例を捉えてお話しをさせていただいております。
年齢も要素の一つとはなりますが経験、スキル、資格、企業状況や
本人の希望で一人一人の転職状況は変わってきます。
不安をお抱えの方がいらっしゃいましたら一度転職エージェントと相談し、
自分の現状についての把握をまずされる事をお勧め致します。