仕事内容や給与だけでなく、職場の雰囲気を重視する求職者もいると思います。転職前に職場の雰囲気を予測することはできるのでしょうか。今回は雰囲気の良い職場を見極めるポイントを紹介します。
雰囲気の良い職場とは
理念が明瞭な職場
「あるべき姿」や「目指すべき方向性」が明瞭な職場は、仕事を進めていくうえで不和が少なく、ストレスが生じにくいと言えます。応募先の企業を選定する場合に、経営理念や行動指針を把握しておくことは重要です。ただし理念が形骸化して機能していない企業もあるため、慎重に見極める必要があります。
コミュニケーションの手段
メンバー同士で連携を図るためにコミュニケーションは欠かせません。このときコミュニケーションの手段が、チャットやメールといったテキストベースで可能か、定期的な1on1の機会があるかなど、コミュニケーションにどのようなカルチャーがあるか理解しておくと入社後のギャップは少なくなるでしょう。
仕事が正当に評価される
人事評価がブラックボックスな職場では、社員のモチベーションが高まりません。「頑張っても意味が無い」「必要最低限の業務しかやらない」という状態の社員に囲まれては生産性は上がらず、職場の雰囲気も悪くなるばかりです。その組織において評価される人材とは何か知っておくことも意味があります。
社内の雰囲気は、面接で見極める
対面での面接を実施する企業が新潟には多く、これは求職者にとってもメリットがあります。なぜならば面接は応募先企業の雰囲気を知る数少ないチャンスだからです。次のような観点で企業の雰囲気を観察してみると気付きがあるかもしれません。
挨拶と表情
挨拶はコミュニケーションの基本です。会社の来訪者に対して、笑顔で挨拶する社員が多い会社なら、挨拶が定着しており雰囲気の良い職場である可能性が高いと言えます。社員の表情がイキイキしているかどうか、確かめてみると良いでしょう。
社員の会話やコミュニケーション
社員同士のコミュニケーションがあるかどうかもポイントです。仕事中の私語は褒められるべきではありませんが、重苦しい空気の流れる職場では息が詰まります。風通しがよくボトムアップの環境を希望しているのであれば、社員同士の会話にも注目してみて下さい。
社外から見極める方法
評判サイトを参考にする
職場の雰囲気を知るには、会社の評判が投稿されている情報サイトを参考にするのも手です。現役社員や元社員が投稿しているため、実際の雰囲気を知るのに役立ちます。ただし、職場に合わなかった人が恣意的にネガティブな投稿している可能性もあるため、鵜呑みにしないようにしましょう。
転職エージェントを活用する
会社の雰囲気や実際の様子を知るには、転職エージェントの活用もおすすめです。転職エージェントは、求職者から実際の職場の雰囲気を聞いているため、退職理由や社内の大まかな雰囲気を把握しています。企業側の採用担当者ともやり取りがあるので、応募者の希望に近い職場かどうかも判断できます。
まとめ
あなた自身の性格や気質によって、雰囲気の良い職場の基準が違うことは前提としましょう。まずはあなたにとっての雰囲気の良い職場とは何か、を考えることから始めてみて下さい。