転職の目的は、不満を解消するため
転職希望者のほとんどは、前職(現職)の会社に何らかの不満があります。
- 上司が嫌だから辞めた
- 残業が多くてしんどかった
- 給料が安かった
一方でその不満は「こんな環境で働きたかった」という、あなたの希望でもあります。
「不満だから転職」ではなく「不満を解消するための転職」と考えることで、嘘や偽りのない、前向きな転職の軸を見つけることができます。
仕事の不満を書き出す
まず、前職の不満を箇条書きですべて書き出します。
不満は、あなたが考える真の転職の目的です。
ポイントは表面的な不満にとどまらず、「なぜそう思うのか?」という問題の本質まで深堀りして、不満を具体化することです。
不満の本質は何か考える
もしあなたが「営業はもう嫌だ」という不満を挙げた場合、営業という「職種」が嫌なのではなく、仕事内容の不満の可能性も考えましょう。
以下のような場合は、営業職⇒営業職の転職でも、環境によっては問題ない事が分かります。
- ノルマが厳しく、日々数字に追われてしんどい
- 休日対応が常態化しており、休みの日も落ち着かない
- ルーティンワークにやりがいを感じない
どんな環境だったら転職しなかったか?(=あなたが働きたい環境)
不満を書き出したら、上記のようなネガティブな表現を、転職先で実現させたいポジティブな表現に変換します。
「次は〇〇な環境で働きたい!」といった未来志向の希望にしてみましょう。
- ノルマがきつくない環境で働きたい!
- 休日はしっかりと休める環境で、ライフ・ワーク・バランスを重視したい!
- 課題解決のような、柔軟な発想を必要とする環境で働きたい!
転職の軸を明確にすることで、転職失敗のリスクを減らせる
前職(現職)の不満を、ポジティブな表現に変換することで、転職の希望条件や、あなたの転職の軸が見えてきます。
転職先で同じ失敗を繰り返さないためにも、「本当に働きたい環境」を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。