新潟出身エンジニアが県外から帰還。Uターン転職で更なる成長を目指して。

Aさん

職種 エンジニア(機械装置) 矢印 エンジニア(プラント)
業界 電気機器メーカー 矢印 環境事業・車輛事業
ご登録日 2022年12月
内定獲得日 2023年6月
年齢 37歳(当時)
希望勤務地 長岡

キャリア15年のエンジニア経験を新潟で活かしたい

Aさんは自社開発の産業機械の製造・プラントエンジニアリングをおこなう【株式会社大原鉄工所】様に入社されました。今回はAさんにインタビューにご協力をいただき、転職活動をされた当時を振り返っていただきました。

Q.転職された背景を教えて下さい

私は関東の機械工学系の大学を卒業したのち、そのまま県外で就職し、電気製品の性能試験装置のエンジニアとして15年勤めてきました。一方でかねてから故郷の新潟へUターンすることを思い描いており、新潟で良いご縁があれば積極的に動きたいと考えていました。

Q.転職活動はどのように行いましたか?

最初は大手の転職情報サービスに登録しました。しかし県外の求人など希望にそぐわない情報も提示され、在職中で時間が限られるなか精査することは難しいと判断しました。そこで情報の「量より質」を重視する方向性にシフトし、地元新潟の企業情報に詳しいローカルな転職エージェントを頼ろうと思い、新潟転職ドットコムさんに相談しました。

Q.大原鉄工所様に応募された経緯は?

新潟へのUターンを前提に、これまで培ってきたエンジニアの経験を活かせて成長できる環境を望んでいました。そうした私の希望を新潟転職ドットコムの担当エージェントの方から汲んでいただき、提案された企業のなかに長岡に本社を置く大原鉄工所がありました。

Q.決め手はどのような点でしたか?

パイオニア精神が伝わってきたのは大きかったです。たとえば国内で初めて南極観測用の雪上車の開発に成功していることや、バイオガス発電機・排水処理設備などの環境分野においてもニッチトップの事業展開をしています。予測困難な時代のなかで、時流や市場のニーズにあわせて柔軟に変革してきた適応力の高い企業であり、私自身もエンジニアとしてそのような環境で挑戦したい想いがありました。

Q.現在はどんな業務を担当されていますか?

今はゴミ焼却プラントの案件を担当しています。たとえば熱を利用した発電に使われる各種設備(コンベアーや撹拌機など)に電気を送り、現場で正常に動作するか、確認・検証する作業です。何らか不具合がある場合は、電気的なフローが正常かどうか原因究明と必要な対応をとります。現在進行の案件は入社以前から始まっており、大枠の設計は完了しているため、私自身が設計に関わっていくのは今後になろうかと思います。

生ごみ・下水汚泥・家畜糞尿等のメタン発酵で得られるバイオガスをエネルギー源として発電をおこなうバイオガス発電機。

生ごみ・下水汚泥・家畜糞尿等のメタン発酵で得られる「バイオガス」をエネルギー源とする低環境負荷のクリーンな発電システム。バイオプラントを中心に普及が進んでいる。

Q.前職との違いはどのような点に感じますか?

前職で扱っていた性能試験装置と比較すると、大原鉄工所で担当しているプラントは格段にスケールアップしました。製品そのものが大きくになりましたし、案件に関わるスタッフの人数も桁違いに増えています。社内外のチームメンバーとの連携がより重要だと感じています。

Q.今後どうなっていきたいとお考えですか?

まずは任された職務を全うし経験を積み重ねながら、今後の新たな案件において私のできることの幅を広げていきたいです。プロジェクトを円滑に進めるための考え方は前職と通底する点も多くあると感じているので、適切な形で現職でも活かしていければと思います。ゆくゆくは大原鉄工所のコアな領域の技術にも携わっていきたいです。

Q.転職をお考えの方へアドバイスをお願いします。

転職するかどうかは一旦脇に置いて、まずは新潟転職ドットコムさんのような専門家に相談してみて、そこから自分のありたい方向性を決めても良いのではないでしょうか。どんな意思決定をするにしても、情報を集めることは必要なプロセスだからです。そうやって得られた情報を自分なりに反芻することで、現在の状況の捉え方も変わるかもしれませんし、気付いていない可能性が見えてくるかもしれません。いずれにしても相談することにマイナスは無いと思います。

大原鉄工所インタビュー風景

担当コンサルタントより一言

Aさんとは年末の帰省中にご相談をいただき、雪の降るなか二人きりで話し合ったことを思い出します。Uターン転職に際してのリスクを冷静に捉えており、新潟の転職市場についてもよく調べられていることから、自身のキャリアに真剣に向き合う姿勢が伝わってきたことが印象的でした。エンジニアとして確かな経験をお持ちで、新潟においても引く手あまたであると感じたことから、Aさんが納得できる転職先を一緒に検討し、県外在住で多忙なAさんに極力負担がかからないよう、転職のプロセスを過不足なく進めていくことを心掛けました。結果、双方にとって良きご縁のきっかけを作れたのではないかと思います。今後の益々の活躍を楽しみにしております。